傾城(けいせい)
けいせい
🎎 役柄
📖 解説
最高位の遊女の役柄で、その美しさや賢さは群を抜き、当時の女性の理想像ともいえる存在。語源は漢の時代にさかのぼり、一国一城をも傾けるほどの美人の譬え。初代芳沢あやめは、女方は傾城の役が表現できればひとつの完成と述べており、女方芸の頂点とされた。初代坂田藤十郎の「夕霧名残の正月」以来「傾城買い狂言」が上方芝居の特徴となり、やがて和事という芸風が確立していった。江戸時代、上方の正月芝居には「傾城」の字が必ず入れられる約束だった。
歌舞伎用語辞典
けいせい
🎎 役柄