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仮名手本忠臣蔵五段目・山崎街道鉄砲渡しの場/同二つ玉の場 — あらすじ・見どころ・登場人物

演目ガイド

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仮名手本忠臣蔵五段目・山崎街道鉄砲渡しの場/同二つ玉の場

仮名手本忠臣蔵五段目・山崎街道鉄砲渡しの場/同二つ玉の場

📝 作品情報

作者竹田出雲/三好松洛/並木千柳
初演1748年(寛延元年)8月 大坂・竹本座
種別時代物
上演時間約30分
原作仮名手本忠臣蔵

📖 あらすじ

闇の中で起きた誤射が、運命の歯車を狂わせる皮肉な物語です。
雨の降る山崎街道で、猟師姿となった早野勘平が千崎弥五郎と再会します。弥五郎から討入りの準備が進んでいることを聞いた勘平は、参加のための金を用意する決意を固めます。
その頃、与市兵衛は勘平を武士に戻す資金を得るため、娘を売って得た五十両を懐に家路を急いでいます。そこへ現れた斧定九郎は、与市兵衛を殺して金を奪い取ります。
直後、闇の中で勘平の放った銃弾が定九郎に当たります。勘平はその金を討入りの助けと信じて持ち去りますが、それが義父の命と引き換えの金であることを知りません。

🌟 みどころ

鉄砲渡しの場面で描かれる勘平の再起への望みが、物語の出発点です。討入りに参加したいという一心で、勘平は必死に金策を考えます。
闇の山崎街道で起こる誤射と強盗殺しの場面は、歌舞伎屈指の名場面です。定九郎が発するのは、たった一言「五十両」。しかし、この台詞と色悪の美しさが相まって、超有名なシーンとなっています。定九郎による殺人、勘平の偶然の銃撃、そして闇の中での金の奪取。すべてが同時進行で起こり、勘平は自分が何をしたのか知らないまま金を持ち去ります。
五十両をめぐる皮肉な因果関係が、この段の核心です。娘の身売り金が義父の死をもたらし、その金が勘平の手に渡る。善意が悲劇を生む、残酷な運命の巡り合わせが描かれます。

🎭 登場人物

早野勘平
早野勘平
はやのかんぺい
元は塩冶判官の供をする立派な武士(美男子!)なのですが、恋人のおかるとデートしている間に主君の一大事(刃傷)が起きてしまい、運命が暗転する悲劇の人物です。

おかるの実家に身を寄せて猟師になるけれど、「忠義を尽くしたい」「お金を用意して仇討ちに加わりたい」と焦るあまり、五段目(山崎街道)で暗闇の中で人を撃ってしまい、とんでもない勘違いから切腹することになるんだ…。

「色にふけったばっかりに…」という有名な台詞。彼の無念と、美しくも悲しい最期は涙なしでは見られないよ

千崎弥五郎
千崎弥五郎
せんざきやごろう
赤穂浪士の一人。

五段目では、山崎街道で勘平と再会し、浪士たちの動きや討ち入りの気配を伝える立場で登場するんだ。

六段目では、金の工面ができたという勘平を迎えにいくが、勘平は勘違いの末に切腹してしまう。結果として、勘平の最期の場に立ち会うことになるんだ。

斧定九郎
おのさだくろう
九太夫の息子なのですが、親も勘当するほどのワル(山賊)。

五段目で、おかるの父(与市兵衛)を殺して五十両を奪う残忍な役です。

でも! 白塗りの顔に黒い着物、スラッとした立ち姿が\*\*「悪の美学」\*\*として超人気!

セリフは「五十両…」しかないのに、そのカッコよさで主役級のインパクトを残す、歌舞伎の人気キャラクターなのです。

(最後は勘平に猪と間違えられて撃たれちゃうけどね)。

与市兵衛
与市兵衛
よいちべえ
五段目に登場する、おかるの父で、おかやの夫。

婿の勘平を元の武士にさせてあげたいと、そのためのお金を作るため娘のおかるを身売りに出す決断をしたんだ。一文字屋で手続きを済ませ、前金を手に入れて帰る途中で斧定九郎に殺されてしまう。

その金が勘平の手に渡ったことで悲劇が重なり、与市兵衛の死は六段目の誤解と悲劇の発端となる重要な出来事となるんだ。

✍️ 執筆: けらのすけ
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