📖 あらすじ
幼い若君の命をめぐり、御殿内で陰謀が渦巻いています。竹の間では奥女中たちが探り合い、御殿では乳母の政岡が若君を守るために身を張ります。
栄御前と八汐は毒入りと疑われる菓子を持ち込み、政岡の実子の千松がそれを口にします。千松は苦しみ、八汐は千松を殺してしまいます。栄御前は若君と千松が取り替え子であると信じ、お家乗っ取りを企む敵側の連判状を政岡に預けて去ります。
栄御前が去った後、様子をうかがっていた八汐が政岡に切りかかりますが、政岡は返り討ちにして千松の仇を晴らします。しかし、そこに一匹の鼠が現れ、連判状を加えて逃げ去ってしまいます。
床下では荒獅子男之助が怪しい鼠を追い詰めますが、逃げられてしまいます。実は鼠は妖術を使った仁木弾正で、妖しく姿を現した弾正は連判状を手に入れ、不敵に笑みを浮かべて去っていきます。