📖 あらすじ
琵琶湖のほとり、佐々木盛綱の陣屋に、弟の高綱の子・小四郎が捕らわれています。時政は盛綱に首実検を命じます。
実は小四郎は、高綱の命を受けて偽首のために自ら腹を切る覚悟で捕らわれていました。盛綱は幼い甥の健気さに心を打たれ、首実検で偽首を本物だと偽ります。
盛綱は隠れていた篝火を呼び出し、瀕死の小四郎と対面させます。盛綱は弟と甥の才知に心を動かされて嘘をついたと吐露し、小四郎を褒める中で小四郎は息絶えます。
盛綱が責を取って腹を切ろうとすると和田兵衛が現れ、鎧櫃に潜む榛谷十郎を撃ち抜きます。和田兵衛は高綱の挙兵の時に義理を立てよと言い残し、源氏の白旗を奪って去ります。