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弁天娘女男白浪・稲瀬川勢揃い — あらすじ・見どころ・登場人物

演目ガイド

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弁天娘女男白浪・稲瀬川勢揃い

弁天娘女男白浪・稲瀬川勢揃い

📝 作品情報

作者二世河竹新七(後の河竹黙阿弥)
初演1862年(文久2年)3月 江戸・市村座
種別世話物
上演時間約15分
原作弁天娘女男白浪(青砥稿花紅彩画)

📖 あらすじ

追い詰められた盗賊たちが、堂々と名乗りを上げる。悪党の美学が凝縮された作品です。
追っ手に追い詰められた白浪五人男は、稲瀬川の土手で足を止めます。五人は並び立ち、順に名乗りを上げます。
名乗りによってそれぞれの姿と立場が示され、場が一気に引き締まります。名乗りが終わると、捕り手たちとの立ち回りへ移ります。
勢揃いの場面は、物語を進めるというより、五人の魅力を見せる場として置かれています。

🌟 みどころ

満開の桜の前で、五人が揃いの着物で並び立つ構図が圧巻です。一人一人が順に名乗りを上げる場面は、歌舞伎の華やかさが感じられる名場面です。視覚的な美しさと、悪党でありながら堂々とした姿が、観客を魅了します。
それぞれが七五調のリズムで自らの素性を語る口上も魅力です。日本駄右衛門、弁天小僧菊之助、忠信利平、赤星十三郎、南郷力丸。五人の個性が、名乗りの言葉から浮かび上がります。
この場面は物語を進めるためではなく、五人の魅力を見せるために置かれています。盗賊たちが最も輝く瞬間を、じっくりと味わえる場面です。

🎭 登場人物

日本駄右衛門
日本駄右衛門
にっぽんだえもん
白浪五人男(しらなみごにんおとこ)の中でも"親分(おやぶん)格"として描かれる人物です。場面によって空気がガラッと変わるため、声と立ち姿の迫力に注目です。特に、朗々とした声とたっぷりと取る"間(ま)"で場の空気を支配する姿が決まると最高です。並びの中で"芯"になる重厚な立ち方と、ツラネのリズムが気持ちいいところにも注目です。
弁天小僧 菊之助
弁天小僧 菊之助
べんてんこぞう きくのすけ
白浪五人男(しらなみごにんおとこ)の一人で、美しさと強さを兼ね備えた人気キャラクターです。女装している時の「きれい」な姿と、正体を現した時の「粋」な男の姿、このギャップがたまりません。特に浜松屋の「知らざぁ言って聞かせましょう」の台詞は非常に有名です! 七五調の心地よいリズムに乗せて、啖呵(たんか)を切る姿に注目してください。
忠信利平
忠信利平
ただのぶりへい
白浪五人男(しらなみごにんおとこ)の一人です。他の四人に比べて派手さは控えめですが、沈着冷静で「一歩引いたカッコよさ」がある役どころなのです。勢揃いの名乗りでは、派手なアクションよりも、ドシッとした立ち姿と渋い声で魅せるのがポイント。この人が締まると、五人男全体のバランスがグッと良くなる「要(かなめ)」の存在です。
赤星十三郎
赤星十三郎
あかぼしじゅうざぶろう
白浪五人男(しらなみごにんおとこ)の一人で、美少年の剣士です。もともとは武家の小姓(こしょう)だったため、盗賊になってもどこか気品があって、言葉遣いも優美なのです。荒々しい盗賊たちの中で、ひとりだけ錦絵のような美しさを漂わせているのが特徴。台詞や仕草の色っぽさと、少し切なげな雰囲気に注目してください。
南郷力丸
南郷力丸
なんごうりきまる
白浪五人男(しらなみごにんおとこ)の一人で、弁天小僧の相棒役です。漁師の家に生まれたことから、荒っぽくてエネルギーにあふれた「海の男」という感じなのです。弁天小僧との掛け合いでは、鋭いツッコミを入れたり、逆に弁天を立てたりと、コンビネーションが抜群です! 勢揃いの場では、豪快な動きと太い声で、「力強さ」を象徴するポジションです。
✍️ 執筆: けらのすけ
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