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恋飛脚大和往来・封印切 — あらすじ・見どころ・登場人物

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恋飛脚大和往来・封印切

恋飛脚大和往来・封印切

📝 作品情報

作者近松門左衛門
初演1711年(正徳元年)大坂・竹本座(人形浄瑠璃)/1796年(寛政8年)大坂・角の芝居(歌舞伎、改作『恋飛脚大和往来』)
種別世話物
上演時間約70分
原作冥途の飛脚

📖 あらすじ

意地と見栄が引き起こす破滅。一瞬の過ちが人生を狂わせる物語です。
飛脚問屋の養子・亀屋忠兵衛は、遊女の梅川の身請けのため金があると口にしてしまいます。そこへ丹波屋八右衛門が現れ、金があるなら見せろと人前で追い詰めます。
忠兵衛は引くに引けなくなり、預かり金の封印に手をかけてしまいます。封印が切れたことで横領が確定し、忠兵衛と梅川は追われる身となります。

🌟 みどころ

人前で忠兵衛を追い詰める八右衛門の場面が、緊張感を生みます。恋敵である八右衛門が、忠兵衛の見栄を利用して罠にかける。意地と面子が絡み合い、忠兵衛は逃げ場を失っていきます。
封印が切れる瞬間が、最大の見どころです。一度手をかけたら後戻りできない。その一線を越える瞬間の葛藤と決断が、観客を引き込みます。世話物ならではの緊迫感が、舞台を支配します。
封印切の後、追われる身となり花道を出ていく幕切れ。破滅へと向かう二人の運命が、静かに示されます。

🎭 登場人物

亀屋 忠兵衛
亀屋 忠兵衛
かめや ちゅうべえ
飛脚問屋(今の銀行みたいなもの)の若旦那です。梅川という遊女に入れあげていて、根はいい人なのですが、ちょっと見栄っ張りで気が弱いところがあるのです。ライバルの八右衛門に煽られて、カッとなって公金の封印を切ってしまう瞬間の絶望的な表情は必見です。
梅川
梅川
うめがわ
忠兵衛が深く愛している遊女です。とっても純粋で心優しい性格で、忠兵衛のためなら苦労も厭わない健気な女性なのです。忠兵衛が罪を犯してしまった後も、運命を共にして死出の旅に出る姿が切ない。美しさと儚さに注目してください。
丹波屋 八右衛門
丹波屋 八右衛門
たんばや はちえもん
忠兵衛の友人でありライバル。この演目の「悪役」ポジションですが、ただ悪いだけじゃなくて、忠兵衛を精神的に追い詰める「口撃(煽り)」の天才なのです。ネチネチと嫌味を言って忠兵衛を怒らせる演技が上手ければ上手いほど、芝芝居が盛り上がる重要な役です。
おえん
おえん
おえん
梅川がいる「井筒屋(いづつや)」の女将さんです二人の事情を知っていて、なんとかしてあげたいと心を痛めている優しい人なのです。ライバルの八右衛門が忠兵衛を煽るのを止めようとしたり、ハラハラしながら見守る姿に注目してください。
槌屋 治右衛門
槌屋 治右衛門
つちや じえもん
梅川がいる「井筒屋」の親方(オーナー)です。お客さんの揉め事を収めたり、若い二人を心配したりする、お父さんのような存在。親方としての貫禄と、情に厚い一面が見どころなのです。
✍️ 執筆: けらのすけ

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